「自分は大丈夫」と思った瞬間に噛まれた新人看護師の話

※この記事は患者さん・スタッフ双方のプライバシーに十分配慮し、個人が特定されないよう内容を一部調整しています。
精神科病棟は「暴力のリスク」が日常にある場所
精神科病棟は、他科の病棟と比べて患者さんからの暴力を受ける可能性が高い現場です。 それは決して患者さんが「悪い」わけではなく、病気の症状として起こり得る行動だからです。
看護師として働く以上、
自分の身を守ること
予測と準備を怠らないこと
これは精神科では特に重要になります。
私自身も新人の頃からその意識は強く、常にどこか気を張りながら働いていました😌
配属されたのは慢性期精神科病棟
私が配属されたのは慢性期の精神科病棟でした。
男性 約30名
女性 約30名
年齢層:20代〜70・80代
長期入院や入退院を繰り返している患者さんが多く、 症状が安定している時期もあれば、突然悪化することもあります。
先輩看護師の中には、
コップを投げられて鼻を骨折🩸
突然殴られた🤕
という経験をしている方もいて、 「暴力は決して珍しくない」という空気がありました。
最初の数か月は無事だったけれど…
新人1年目の最初の2〜3か月は、幸いにも大きなトラブルはありませんでした。
正直、 「自分は気をつけているから大丈夫」
どこかでそんな気持ちがあったと思います。
でも、その油断が一番危ないんですよね。
相手はとても小柄なおばあさん
私が初めて暴力を受けた相手は、
60代後半〜70代前半
身長150cm前後
体重30kg台と思われる
とても小柄で細いおばあさんでした。
正直に言うと、 「この方なら大丈夫」 と無意識に思ってしまっていました。
ただ、その方も症状が悪化すると荒れることがあり、 その日は状態が不安定で隔離室対応となっていました。
一瞬の出来事。手を噛まれた
隔離室で対応していた、その一瞬でした。
ガブッ。
手を噛まれました。
手袋はしていましたが、
はっきりした歯形
青あざ
うっすら出血
が残りました。
痛み自体は我慢できる程度でしたが、 本当に怖かったのはその後です。
暴力のあとに来る「感染症リスク」という不安
噛まれた場合、問題になるのが感染症です。
B型肝炎
C型肝炎
HIV など
私も患者さんも血液検査を行い、 結果が出るまでの間は、正直かなり不安でした😢
幸い、どちらも感染症はなく、 大事には至りませんでしたが、
暴力を受けた後の精神的な負担は想像以上でした。
学んだこと:「油断しない」は誰に対しても
この経験で強く学んだのは、
どんな患者さんであっても油断してはいけない
ということです。
高齢
小柄
普段は穏やか
こうした要素は、 暴力のリスクが低い理由にはならないんですよね。
症状が悪化している時は、 「いつもと違う」ことを前提に関わる必要があります。
精神科看護師として伝えたいこと
精神科で働く看護師さんへ、特に新人さんへ。
自分の身を守ることは「甘え」ではありません
過剰なくらいの注意が、ちょうどいいこともあります
暴力を受けたら、必ず報告・相談してください
あなたが悪いわけではありません。
まとめ 🌱(3行で)
精神科では誰に対しても油断しないことが大切
暴力後は身体だけでなく心のケアも重要
自分を守る意識が、長く働くための土台になる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 この体験が、どこかで誰かの役に立てば嬉しいです😊


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