※本記事はプライバシー保護のため、年齢・状況・背景など一部フェイクを交えており、特定の個人が分からないよう配慮しています。

私が精神科の臨床で、今でも強く印象に残っている出来事があります。
それは、先輩看護師が患者さんの食事介助(食介)をしていた時のことでした
突然起きた予期せぬ出来事
食事中、突然その患者さんが
- 身体を大きく震わせ
- そのまま倒れてしまったのです
その場にいたスタッフ全員が、
「食べ物を詰まらせたのでは!?
」
と考え、
- 体位を横にする
- 吸引器を準備する
など、窒息を想定した対応を一斉に行いました。
ベテラン看護師の一言
そこへ応援で駆けつけた、経験豊富なベテラン看護師が一目見て、
「これ、癲癇(てんかん)じゃない?」
と一言。
結果として、
- しばらくして患者さんは意識を回復
- 大事には至らず、その場は落ち着きました
後から分かった“本当の理由”
後で調べてみると、 その患者さんは
- 電気けいれん療法(ECT)を始めたばかり
- その影響で癲癇薬を一時的にスキップしていた
という背景がありました。
また、
- しばらく癲癇発作が出ていなかったこと
- 食事中という状況
これらが重なり、 私たちは「詰まらせた」という先入観に強く引っ張られていたのです。
精神科看護で学んだ大切なこと
この経験から、強く学んだのは次のことでした
- 医療現場では、先入観にとらわれすぎないこと
- 目の前の状況を多角的に見ること
- 1人で判断しようとしないこと
- 緊急時すぐに仲間を呼ぶこと

そして、
「今の自分の立場で、その場でできる最善の行動をとる」
これが、精神科看護師としてとても大切だということです

これから精神科を目指す人へ
精神科の現場では、
- 症状
- 治療
- 生活背景
すべてが複雑に絡み合います。
だからこそ、 1人で抱え込まず、チームで患者さんを守ることが何より重要。
精神科看護師に興味がある方に、ぜひ知ってほしい臨床のリアルな一場面でした



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