【精神科看護師のリアル】倫理に正解はあるのか?夜勤で本気で悩んだ出来事

Uncategorized

看護協会のホームページでは、

倫理について次のように書かれています。

「人として守り行うべき道。

善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。道徳。モラル」

看護師をしていると、

倫理という言葉は避けて通れません。

看護学校でも必ず学びますし、

グループワークや討論で

「あなたならどうする?」と

何度も考えさせられます。

🏥 精神科では、倫理を考える場面がとにかく多い

精神科で働いていると、

年に1〜2回はスタッフ全体で

倫理について話し合う機会があります。

なぜなら――

精神科の現場には、

白か黒かでは判断できないグレーな場面が

本当に多いからです。

最近は多様性の時代とも言われ、

文化や価値観も人それぞれ。

「これが正解」と

言い切れる場面は、正直ほとんどありません。

⛓️ 抑制・隔離と倫理のズレ

以前の記事でも書きましたが、

精神科では治療の一環として

抑制

隔離

といった処置を行うことがあります。

正直、

倫理的にどうなのか?

そう感じる行為も少なくありません。

ただ、

そうした環境に長くいると

次第にそれが「当たり前」になってしまいます。

周囲も皆同じなので、

世間一般の感覚のほうが

少数派になってしまうこともあります。

だからこそ、

定期的に話し合う場が設けられています。

🌙 夜勤で本気で悩んだ、倫理の問題

ある夜、

夜間緊急入院で

若い女性患者さんが入院してきました。

状態は躁状態で、

大声

暴言

他者への暴力

があり、

すぐに隔離室へ。

その後、

四肢抑制が必要な状態となりました。

🚨 オムツ装着をめぐる葛藤

抑制時は原則として

オムツを装着します。

理由は、

ベッド上で抑制している状態で

失禁・失便したままにできないからです。

しかし、その患者さんは

激しく抵抗し、

「やめろーー!」と叫び続けていました。

夜間でスタッフも少なく、

女性スタッフだけでは対応が難しい。

とはいえ、

若い女性患者さんの下着を

男性スタッフを含めて

無理やり脱がせることが

本当に正しいのか…。

❓ もし失禁したら、どうするのか?

結局、

本人の強い拒否もあり、

オムツは装着しませんでした。

ただ、その時頭に浮かんだのは、

もし失禁したら?

そのままの状態で置いておくのか?

それは倫理的に許されるのか?

という疑問でした。

答えは出ませんでした。

その夜はたまたま

排泄はなく、

朝には抑制が解除されました。

結果的には問題は起きませんでしたが、

もし状況が違っていたら…

今でも考えることがあります。

🧩 倫理に「正解」はないのかもしれない

その夜、

私は隔離室の責任者でした。

判断を迫られながら、

「これで良かったのか?」

と何度も自問しました。

精神科看護師として働いていると、

倫理に正解がない場面に

何度も出会います。

だからこそ、

一人で抱え込まず、

皆で考え続けることが

大切なのだと思います。

✨ 最後に

精神科看護師の仕事は、

きれいごとだけでは済まない場面も多いです。

それでも、

人と真剣に向き合い、

悩みながら働く仕事でもあります。

同じように現場で悩んでいる人が、

「自分だけじゃない」と

少しでも思ってもらえたら嬉しいです。

※本記事は、個人が特定されないよう内容の一部を変更・再構成しています。実在の人物・出来事とは異なる場合があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました